お気になさらずにの意味と使い方を徹底解説(失礼にならない言い方も)

この記事では、「お気になさらず」の意味と正しい使い方を徹底解説します。

あなたは日常的に「お気になさらず」という言葉を使いますか?「お気になさらず」は「気にしないでください」という表現で、プライベートでもビジネスシーンでも用いられることがある言葉です。

今回は、この「お気になさらず」を使用する際に抑えておきたい意味と使い方、そして上司や目上の方に失礼にならない言い方をわかりやすくお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

お気になさらずの意味

まず、はじめに「お気になさらず」の意味についてお伝えします。

「お気になさらず」は、「気にする」という言葉が元となっている語句で、敬語を作る際に用いられる接頭辞の「お」がつける、「する」を敬語形の「なさる」に変えた丁寧なかたちです。

この「お気になさらず」は、後半に提案の語句が続く「お気になさらずにいてください」という要請の言葉を省略したものです。

「お気になさらず」以外にも日本語には「おはよう」を「おはようございます」というように言いやすい部分だけを残して用いられる言葉は多いです。

「気」という字

「気」という文字は漢字「氣」の略字体で、漢字の氣の内側は「米」という字が存在します。「气」には湯気が立ち上がるという意味があるので、「氣」には「相手をもてなすために出す炊き立てのお米」を示すとされています。

そこから転じて、「気」は、「自然現象の気体」や「目に見えない力」、「あるものの勢い」を示す感じとなったと言われています。映画や漫画の世界で目に見えない力(スターウォーズのフォース)やあるものの勢い(ドラゴンボール)など表現されていますね♪

心の動き(心の変化)を表現する

「気」には、主に「心の動き=呼吸、意識、精神の向き、心遣いや興味/関心」など人の心の変化する様子や状態を細かく表現する言葉として現在は用いられています。

人間は1人で生きていくことはできないので、無意識や潜在的に相手を思いやっています。ある意味、相手の「気」を察知、意識しながら生きているので、「気」は生きていく上で、切り離すことができない概念を持つ言葉として表現の種類(関連する慣用句は非常に多く存在します。

心使いや心配を表現する

また、「気にする」という言葉も心の動きを表現する言葉の一つですが「心遣い」や「心配」を表します。

ですから「気にする」は「心に留める不安なことがある」や「心配する」という意味を表現する言葉と言えます。

「お気になさらず」は相手を敬う言い方

前述したことから、「お気になさらず」には「気にする」ということを丁寧に伝える表現となるので「ご心配無用にお願いします。」や「わざわざ不安に思っていただくほどのこどではありません。」といった言葉と同様に相手を気遣って申し述べる言い方と言えます。

お気になさらずの正しい使い方

次に「お気になさらず」の正しい使い方をお伝えします。

「お気になさらず」という表現は、日常生活でも自分より年上の人に対して使います。さらにビジネスシーンも用いられます。

シチュエーション/場面によって意味が若干異なる

シチュエーションによって表現の意味が若干変わりますが、日常生活の場合は相手の気遣いに対して、丁寧にお断りする時が多いかもしれません。

また、ビジネスシーンでは、「お気になさらず」と発言する人物にとってマイナスな出来事が起こってしまう時、つまり「相手に失敗などがあり、恐縮していたり謝罪を受けた場合」に相手を思いやる表現として用いられることが多いです。

「お気になさらず」の使い方

「お気になさらず」の使い方/用例をまとめました。

相手に対する配慮や心配りをする時の用例

「あなたの失敗は私のチェックが足りていない部分もあります。ですから、私にも落ち度があるので、気にしないでください。」

会社の同僚や業務パートナーが仕事上でミスを起こしてしまい、謝罪された時にこのようなかたちで使います。

相手からの気遣いを断る時の用例

「いえいえ、次の駅で降りるのでお気になさらず。」

もし、電車で席を譲られた時に丁寧にお断りする際はこのように使います。相手から気遣われた時は、むげに断ると無礼になるので、できるだけ丁寧に断るように心がけると良いと思います。

余談ですが、たまに電車内で若い人が高齢者に対して席を譲ったときに断れています。断られると若い人の立場がないのにな、と思ったります。

相手にアドバイスしたり。慰める時の用例

「〇〇さんが仕事中に言い方がキツくなったり、嫌味をいうのはいつもの事なので、お気になさらず。」

そして、「お気になさらず」はアドバイスや相手を慰める際にも使われる表現の場合もあります。

「お気になさらずに」を目上の人/上司に使うのは失礼?

最後になりましたが、「お気になさらず」は目上の人や上司に対して使うと失礼に当たる表現なのかについて解説します。

前述で「お気になさらず」は、相手がミスして謝罪を受けている時や、相手の気遣いや配慮を申し出られた時に、丁寧に返答(お断り)するときの言葉です。

上司/目上の人がミスした時の「お気になさらず」

上司や目上の人(取引先の人)や立場が上の人から、ミス(不手際)などについてお詫び(謝罪)を受けた時に、「ご指摘を受け、むしろありがたく思います。どうぞ、お気になさらないでください。」といったように使えば、相手の恥ずかしい思いを和らげる表現となるので、失礼にはなりません。

目上の人からお茶やお菓子をすすめられた時の「お気になさらず」

訪問先で、目上の人や取引相手からお茶やお菓子をすすめられた場合にも「すぐにおいとましますので、お気になさらずに。ありがとうございます。」と表現すると失礼に当たらないので、正しい使い方だといえます。

この時に、「結構です。」と断るとキツい言い方になり、相手によっては不快感を与えることにもなるので気を付けましょう。

上司や目上の人への文面での「お気になさらず」

「お気になさらず」という語句は、文面で使用する場合は、少し上からの目線での発言に感じさせるおそれがあるため、口頭で使用する時より、使用する状況や場面を考える必要があります。

もし、言い方が気になる場合は「お気に留められませんよう」や「ご心配なさいませんよう」といった語句に言い換えることで失礼にならずに済みますので、ご検討してみても良いでしょう。

まとめ

今回は、この「お気になさらず」を使用する際に抑えておきたい要点(意味と使い方、そして上司や目上の方に失礼にならない言い方)をわかりやすく、優しく解説しました。

あなたが「お気になさらず」と使う場合は、この言葉を受け取る相手がどのような気持ちになるのかを考えると正しく使うことができますし、失礼にも当たることはありません。

「お気になさらず」自体が相手の気持ちを思いやる言葉なので、意味や使い方をしっかりと理解しているとより美しい日本語が身につくでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
Kaoru

京都在住。京都で生まれ、世界・日本を転々とした後5年前から京都に戻り住んでいます。京都が好きで週末はよく観光しています。数年前に京都検定3級を取得しました。京都観光や京都旅行の役立ちそうな情報を発信します。京都観光とは別にユーモラスな記事やジョークなども発信しています。

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