祇園祭の吉符入り(きっぷいり)とは?長刀鉾は他とは違う?

この記事では、毎年7月に京都で行われる祇園祭の行事「吉符入り(きっぷいり)」についてわかりやすく解説します。

また、祇園祭の山鉾巡行で1番初めに進む長刀鉾の「吉符入り」は他の山鉾とは違う特別なもので、毎年多くのメディアに取り上げられます。その内容についても現地で見てきたので紹介させていただきます。

祇園祭の吉符入り(きっぷいり)

祇園祭の吉符入り(きっぷいり)についてわかりやすくお伝えします。

祇園祭の吉符入りとは

祇園祭の吉符入りとは、日本三大祭の一つに数えられる祇園祭の期間中に行われる行事の一つです。祇園祭は毎年7月の間行われる祭なのですが、そのスタートとなるもので、「神事始め」の意味があります。

それぞれの山鉾町では会所に御神体を祀り、祇園祭の無事を祈願するため、八坂神社の神職をお招きしてお祓いを受けます。

また、山鉾町内の関係者で祇園祭の打ち合わせが行われる場所でもあり、団結式のようなものでもあります。

吉符入りはいつ行われる?

吉符入りはそれぞれの山鉾町で行われますが、日時は山鉾町によって異なりますが7月18日までに行われます。以下にいくつかの山鉾町で行われる吉符入りの日時をまとめました。

  • 長刀鉾の吉符入り:7月5日
  • 舟鉾の吉符入り:7月2日
  • 鷹山の吉符入り:7月5日

山鉾町以外の吉符入り@宮本組

祇園祭の山鉾巡行はテレビなどでも報道されるので、全国的に知られていますが、本来、神事の中核を担う役割があるのが、神輿渡御(みこしとぎょ)ですが、その先頭が神宝奉持列(しんぽうほうじれつ)と言います。

この、神宝奉持列を取り仕切るのが、八坂神社周辺の氏子で組織される「宮本組」です。宮本組も吉符入りを行います。

宮本組の切符入りは八坂神社で行われるのですが、その際に、神宝奉持列で御神宝を持つ役割を決めるくじ取りも行われます。

この行事に関しては非公開なので、一般の方は参加することができません。

吉符入りの後に二階囃子が始まる

それぞれの山鉾町で吉符入りが行われた後、囃子方がいる山鉾では吉符入りが行われた夜からお囃子のお稽古が始められます。

町会所の2階部分で練習される様子から二階囃子と呼ばれています。この期間中に山鉾町を散策すると美しい祇園祭の音色を聞くことができるかもしれませんよ♪

長刀鉾の吉符入り

長刀鉾の吉符入りは毎年7月5日に行われ、多くのメディアで取り上げられます。

吉符入りが行われるのは、長刀鉾町会所の2階で、保存会の役員や囃子方たちが見守る中で粛々と行われます。

長刀鉾の稚児と禿による舞が披露される

稚児と禿の名前が書かれた吉符が神前に納められ、「蝶(ちょう)」や「とんぼの冠と呼ばれる孔雀(くじゃく)の羽が飾られた冠を稚児が被り、その両脇に立つ2人の禿と共に町関係者の前で舞が披露されます。

この時の舞は、本番で披露する前に行われるテストのようなもので、ここで合格点が与えられると、長刀鉾町会所の2階部分から身を乗り出して四条通に向かって舞が披露されます。

太平の舞

この時の舞は「太平の舞」と呼ばれており、奉納囃子と呼ばれる御囃子が奏でられ、その音に合わせて稚児と禿が優雅に堂々と舞います。

太平の舞は、7月17日の山鉾巡行の最初にも披露されるもので、天下太平と五穀豊穣を祈るための舞です。

毎年、多くの人々が歩道に集まりこの行事を見守り、無事に舞の披露が終わると拍手喝采となります。

舟鉾の吉符入り

舟鉾の吉符入りは7月2日に行われますのですが、「神面あらため」という儀式も行われます。

この儀式では、舟鉾の御神体である神面(神功皇后の面)が無事であるのか確認するためのものです。1年間大切に保管されていた神面は鉾に飾られるものでもあるので、保存状態を確かめるのは非常に重要なことです。

京都観光祇園祭

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この記事を書いた人
Kaoru

京都在住。京都で生まれ、世界・日本を転々とした後5年前から京都に戻り住んでいます。京都が好きで週末はよく観光しています。数年前に京都検定3級を取得しました。京都観光や京都旅行の役立ちそうな情報を発信します。京都観光とは別にユーモラスな記事やジョークなども発信しています。

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