京都にある雲龍図があるお寺をまとめました。
雲龍図
雲龍図(蟠龍図・双龍図・蒼龍図)は龍が仏法を守護する八部衆(はちぶしゅう)のひとつとされていることから法堂(はっとう)などの天井に描かれています。法堂は仏法を大衆に説く場で、雨を呼ぶ水神の龍が仏法の教えを雨のように降らすと言われています。また水神の龍が寺院を火から守るとの意味も込められていると言われています。
【南禅寺 雲龍図】
京都五山の上に位置する別格南禅寺。
法堂の天井に雲龍図が描かれており、法堂には入ることができないのですが、外から眺めることができます。
【妙心寺 雲龍図】
狩野探幽が55歳のときに描いた雲龍図。八方睨みの龍と呼ばれており、法堂内のどの場所にいても目が合います。龍は見る場所により表情が異なります。
【相国寺 蟠龍図】
相国寺の雲龍図は、蟠龍図といわれています。蟠龍図は法堂に描かれており、法堂の中心付近で手を叩くと天井に反響して龍が鳴いているような音が返ってくるので「鳴き龍」とも呼ばれています。
名前:相国寺
住所:京都府京都市上京区相国寺門前町701
電話番号:075-231-0301
詳細情報:https://www.shokoku-ji.jp/
住所:京都府京都市上京区相国寺門前町701
電話番号:075-231-0301
詳細情報:https://www.shokoku-ji.jp/
【建仁寺 双龍図】
建仁寺の雲龍図は法堂の鏡天井に描かれています。こちらの雲龍図は畳108枚分の大きさをしており、かなりの迫力があります。
【大徳寺 雲龍図】
大徳寺の法堂はドーム状になっており、龍が描かれています。狩野永徳の孫・狩野探幽が35歳の時の作品です。こちらも相国寺の鳴き龍と同じく、敷瓦の上で手を叩くと雲龍図に共鳴すると言われています。