初心者歓迎?お稽古・習い事・趣味としての煎茶道を紹介

その他

「煎茶道を始めようか迷っている」
「習い事として煎茶道を知りたい」
「煎茶道の中身を知りたい」

という方におすすめです。

この記事では、約10年に渡り煎茶道のお稽古を習ってきた筆者のリアルな体験に基づき、習い事としての煎茶道を紹介します。

おそらく現役で煎茶道を習っている方からは聞くことができない内容となります。

2021年1月2日に放送された伊藤若冲を取り上げた「ライジング若冲」でも煎茶道の世界が表現されており、興味を持った方が多いかと思います。

これから煎茶道を始めようと考えている方のご参考になれば嬉しいです。

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煎茶道について

2021年1月2日に放送された「ライジング若冲」を見て、煎茶道について興味を持った方はいませんか?
煎茶道とは、茶葉を用いてお茶を入れる茶道の一種になります。
抹茶を点てる裏千家や表千家の茶道と比較すると、急須でお茶を入れる煎茶道は、日常生活に近く始めやすい印象です。
着物が着れない、お茶碗など道具について知らなくても始められるでしょう。

煎茶道のお稽古はどんなことをするの?

私は、煎茶道を習っている期間にいくつものお稽古場を訪れることがありました。
煎茶道のお稽古では、

・お手前(お点前)をする

これだけでした。


詳しく説明しますと、
・お稽古前にしつらえを組み立てます(お道具を設置してお手前ができる状態にする)。
・お手前をします(先生の前でお手前をします)
・お手前の後、お手前で出来ていなかった箇所を指摘されます
・お道具を片付けます
このような流れでした。


煎茶道の道具に実際に使ってみたい、触れてみたいと思っている方は楽しめると思います。

座学など、勉強会は開催される?

在籍していた期間中、私の流派では開催されませんでした。
教科書のようなものもなく、お手前の種類も3種類ほどを年間通じて繰り返し練習する形でした。
お稽古中にノートを取ることがありましたが、その9割9分お手前についてでした。
流派によっては、教科書が存在して、お手前ばかりではないお稽古場も存在すると思います。

歴史や道具についてなど知識を身につけたいと思っている方は、お稽古を始める前に、自分が所属することになる流派に教科書など存在するのか尋ねることをおすすめします。

煎茶道から何を学べるの?

実際に約10年間お稽古を続けましたが、お手前以外の指摘を受けることはほとんどありませんでした。たまに、歩き方など身のこなし方を教えていただくことはありました。

お道具や歴史についてもほとんど教えていただくことはありませんでした。
何度か、お稽古中にお道具やお軸について質問させていただいたことがありますが、先生が答えられることと答えられないことがあることがあり、今でも覚えています。
お抹茶の茶道では、お道具やしつらえについての教科書が存在すると聞いたことがありますが、私がお稽古を習っていた煎茶道の流派には、そのようなものが存在しませんでした。

流派によっては、煎茶道を学ぶことで、教養と大人のマナーを身につけることができるとPRされているところも存在しますが、個人的な意見としては、教養や美しい所作を身につけたいと考えている方には、煎茶道を通さずマナー教室に通うことをおすすめします。
※教養やマナーの為だけに支払う金額としては、お稽古代は高いからです。

煎茶道を習っている方はどんな人が多い?

個人的に自立している方が多い印象を受けました。
また、煎茶道をゴルフのようなサロン感覚で利用されている方も多くいました(煎茶道を習うというか、新しい人と出会うツールとして)。
また、煎茶道の先生なのですが、中にはとても勉強して、知識や教養を身につけている方もおられますが、中にはちょっと口に出せないような先生もいます(働いたことがないような、、、)。

煎茶道を習う女性は晩婚が多い?男性からは嫌われる趣味?

これは、間違いなく言えることかと思います。
煎茶道を習うと、お金や時間がとてもかかります。
特に女性は、着物がいくつも必要だったり、着付けやヘアメイクなど男性より負担が増えます。

煎茶道を習うことで婚期を逃してしまう、または煎茶道を習うことに対してかなりの金額や時間を費やすことから男性の理解を得ることが難しい点もあります。

結婚など考えている女性にはおすすめできません。

煎茶道のイベントやお茶会について

煎茶道の大きなお茶会のイベントが毎年京都にある黄檗山萬福寺で行われる煎茶道大会などいくつか開催されます。
そのほか、各流派がそれぞれお茶会を開催しています。
煎茶道の流派は約50の流派が存在すると言われており、茶道と比べれば、数が多く「オフィシャルで活動を行う流派」と「個人で趣味のように活動する流派」が存在します。

小さな組織に所属することになると、お茶会の頻度が少なくなることが予想できるので、お茶会に参加したいと考える方は、あなたが入ろうと考えている流派の催しがどんな様子かホームページで確認したり直接聞くことをおすすめします。

煎茶道を習うにはいくら費用が必要?

お金関係が一番みなさんが気になるところだと思います。
ここでは、明確なお金の費用については述べられませんが、実際に習っていた私が金銭関係で注意した方が良いことをお伝えします。

煎茶道の月謝(お稽古代)について

お稽古代として支払わなければならないお金は、お月謝がメインです。
ただし、お稽古を受ける教室によっては、お月謝の他に、水屋料金(簡単にいうと場所代)、そしてその教室の会費、また応援費と呼ばれる先生を助けるお金を支払うことを義務付ける教室も存在します。

お月謝以上のお金を支払わなければいけない煎茶道の教室もありますので注意が必要です。

お茶会の参加費について

お茶会に参加する際、参加費が必要でした。
お金を支払いお茶会の準備や片付けなど行うことになります。
開催する先生によっては、お手伝いした弟子や先生に対して謝礼金を支払うことがありますが、基本的にはこちらが負担することになります。

自宅からお茶会の開催地まで迎える距離であれば良いですが、遠い場所でお茶会が開催される際は、交通費・宿泊費・食事費も自分持ち、さらには先生の費用を負担することもあります。

その他の必要な費用について

茶道には初釜と呼ばれる、新年の挨拶を行う会が存在します。
煎茶道の世界でもそれがあります。
こちらでも費用について明確には答えることはできませんが、一般の人(お稽古を習っている人)と先生(師範・教授)では支払う費用が異なります。

煎茶道を長く続けると出費が増える?先生になれば、、、

これはイエスです。
私の実体験ですが、お稽古代は徐々に高くなりました。
そして、一度金額が高くなると下がることはありませんでした。

また、長く続けていると、上(所属している流や上の先生)から先生になることを勧められます(断ることは至難の技です。)。

自分の弟子を先生にしたい(世間体や人目を気にする)先生も存在しますし、家元など流派の中核にいる先生に習っていると「家元のために」のようなニュアンスで先生になることを勧められていた方もいました。

先生になるための試験や、先生の資格を取るには、大金が必要になります。

お稽古を続けて煎茶道の先生になれる?

先生のなり方

私の流派は、「〇〇年続けたらなれる」など存在しませんでした。

1年や2年続けて、先生になる方が多かったですね。

私の印象では、お金を払えば先生になることができる流派でした。

お金に余裕がある方々に対しては流派が率先して先生になることを勧めていたような気もしますね。
これにはいくつか理由が存在すると私自身は思っていまして、その1番の理由として「煎茶道の人口が少ない」ことがあげられます。

なので、お金払いが良い方に対しては、「ん?」としたことがあったとしても流派にとって必要な人材とみなし、先生方も良い距離を保ちながら、もてなしていたように感じます。

煎茶道の先生になると何ができる?

お茶会を開くことが可能です。
また、煎茶道に関する様々なイベントを開催することもできます。
ただし、自由に活動できない可能性もあります。

煎茶道の先生になった時の負担は?

お茶会などのイベントを開くことができるようになりますが、その分負担も増えることになります。
流がお茶会を開く際は、一人〇〇枚のお茶券の負担や、お茶会のお手伝いに参加しなければ冷たい目で見られることになります。

煎茶道の流派について詳しく知りたいならどうすれば良い?

煎茶道の流派のホームページを確認することをおすすめしたいですが、最新情報が更新されていない流派がほとんどです。
また、ホームページの情報が昔のままで、料金体系など実は今は違う、ということもあります。

詳しく知りたい場合は、ワークショップなどに出向き、実際に先生に会って流派の話、教室の話をしっかりと聞くことをおすすめします。

まとめ

煎茶道を始めようと考えている方に向けて記事を書きました。
少し長くなり、ネガティブなことをいくつか書いたと思われるかもしれませんが、私が言いたかったのは、「煎茶道を始める前に、お金や流の体系など気になることは全て確かめよう」ということです。

ライジング若冲の影響で、煎茶道を始めたくなった方や、新しい趣味・習い事を探している方もいるかと思います。
入ってから、「思っていたものと違うかった」となった時に、すでに高い金額を支払ってしまっていれば取り返しがつかないので、自分が納得できる流派をしっかりと探し、選択して始めましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
Kaoru

京都在住。京都で生まれ、世界・日本を転々とした後5年前から京都に戻り住んでいます。京都が好きで週末はよく観光しています。数年前に京都検定3級を取得しました。京都観光や京都旅行の役立ちそうな情報を発信します。京都観光とは別にユーモラスな記事やジョークなども発信しています。

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