京都でも3本の指に入るパワースポット鞍馬寺。
数多くの伝説があり、源義経や清少納言といった歴史上の有名人ともとゆかりがあるお寺です。
鞍馬寺から貴船神社へと続くハイキングコースは人気で、四季折々の美しい風景を楽しめる鞍馬寺の魅力やアクセス方法、見どころをご紹介します。
「これから鞍馬寺に行く」
「鞍馬寺がなぜパワースポットとされているか知りたい」
「鞍馬寺へのアクセス方法が知りたい」
という方におすすめです。ご参考になさってください。
鞍馬寺は山の中にあるお寺で台風の影響後倒木撤去作業によって参道が通行止めになたり、豪雨の影響で拝観時間など短縮することがあります。
さらに、鞍馬寺まで叡山電車が不通になる場合もあるので、事前に公式ホームページでお知らせを確認することをおすすめします。
鞍馬寺について
鞍馬寺は天台宗から独立した鞍馬引教(くらまこうきょう)の総本山で京都でも有数のパワースポット。
650万年前に魔王尊が降臨された場所とされており、数々の言い伝えが語られています。
鞍馬寺が建てられたきっかけとされているのが、奈良時代末期に奈良の唐招提寺でお勤めされ鑑禎上人(歴史の教科書でも有名な鑑真さんの弟)が鞍馬寺に登山した時の出来事。
夢のお告げと白馬に導かれて鞍馬山を登山した鑑禎上人(がんちょうしょうにん)は鬼女に襲われてしまいます。その際に、毘沙門天に救われて助かったので、感謝の意味を込めて毘沙門天を祀るための草庵(粗末な家)を建てたことが鞍馬寺のはじまり。
千手観音・毘沙門天・護法魔王尊の三尊が鞍馬寺で祀られており、千手観音は月輪の精霊、毘沙門天は太陽の精霊、護法魔王尊は大地の精霊とされており、宇宙と自然のパワーが集まるこの土地では、この両方のパワーが身体を包むことで心と身体を清め、悪い気を追い払ってくれるとされていることから全国でも有名なパワースポットとなっています。
悪いことが続いたり、ついていないことが多い場合にお参りすると良い場所ですね。
拝観時間 | 9:00~17:00 |
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拝観時間(霊宝殿) | 9:00~16:00 ◆定休日:月曜日(祝日の場合は翌日) ◆休館日12月12日~2月末 |
拝観料金 | ◆愛山費(拝観料金)/300円 ◆ケーブル料金(片道):大人/200円、小学生以下/100円 |
お問い合わせ | TEL:075-741-2003(鞍馬寺寺務所) |
住所 | 京都府京都市左京区鞍馬本町1074番地 |
公式ホームページ | http://www.kuramadera.or.jp/ |
備考 | - |
鞍馬山の天狗伝説と源義経
平氏との戦いで大活躍して平氏滅亡の立役者となったものの、幼少期の父親の死や実の兄の裏切り、そして自分の手で家族を殺さなければならなかった悲劇のヒーローである源義経(みなもとのよしつね)は数々の伝説を残していますが、そのうちの一つが鞍馬山にあります。
天狗伝説の発祥の地である鞍馬とかかわりが深い歴史上の人物こそが源義経。
1160年に源義経の父親である源義朝(たいらのよしとも)は平治の乱で命を落としてしまいます。
源義経が鞍馬寺に行くまで
平家の中心的人物であった平清盛(たいらのきよもり)は、将来の災いの種となりうる源義朝の3人の息子を殺害しようとしますが、母親である常盤御前(ときわごぜん)と出会い、あまりの美しさにひとめぼれしました。
平清盛は常盤御前が自分の妾(正妻でない妻)になることを条件に3人の息子を助けたとされています。
そして、源義経は鞍馬寺に預けられました。
源義経が天狗に会う
鞍馬寺に預けられた源義経はこの頃から元服して義経という実名になるまで、遮那王(しゃなおう)と名乗っています。
鞍馬寺では日中は学問、夜は武芸を磨く生活を約10年続け、成長していきました。
鞍馬寺に預けられた源義経はある日、お坊様と共に花見に出かけましたが、花見の会場に見知らぬ山伏があらわれたことにみんなが気を悪くして、義経を残して帰ってしまいます。
義経は、山伏に近づき「自分以外の子供は平家だが、自分は源氏だから何をするにしても敵視されて辛い」と自分の素性を話しました。
義経の辛い様子を慰めるために鞍馬山の案内をすることで元気づけます。
山伏は義経に自分は山伏ではなく、天狗であること。そして、武芸を伝授するから平家を打倒するようすすめます。
それから義経は天狗の元で武芸に励み、兵法をさずけられたとされています。
天狗の正体は?
天狗伝説は現実的ではなく、正体については天狗のお面をかぶった源氏に所縁がある者や鞍馬寺の僧侶など様々な説が存在します。
天狗という名前は義経を手助けした者の通称だともいわれています。
わたしはたまたま日本に流れ着いて山で生活していた外国人だと思っています。
鼻が高く、赤くてモジャモジャの髪の毛で大柄という天狗の特徴はぴったり当てはまると思いませんか?
鼻は日本人より高く、赤いのはおそらく日焼け、モジャモジャの髪の毛は天然パーマで日本人より大柄な身体といえば西洋人のような気がします。
確実な資料が残っていないということで、実際はどうだったのかわかりませんが、義経は神がかり的な戦術で平家に勝ち続けて滅亡させました。
幼いころから大変な鍛錬を行っていたことは事実でしょう。
鞍馬寺参道のお店
鞍馬駅を出ると、名物である天狗がわたしたちを迎えてくれますよ。
鞍馬寺に向かう参道にはいくつかのお店があり、思わず足を止めてしまいます。
多聞堂@お蕎麦屋
神山@レストラン
和み家 心天狗@お蕎麦屋
油屋食堂@お蕎麦屋
匠斎庵 (瀧澤家住宅)@京都風日本料理店
雍州路(ようしゅうじ)@お蕎麦屋
くら満荘@料理旅館
くらま温泉@温泉旅館
鞍馬寺の見どころ
お店が並ぶあたりから数分ほど歩くと仁王門が見えてくるのでくぐりましょう。
仁王門から内側は鞍馬山の聖域とされており、空気が変わったこと感じる方もいるかもしれません。
鞍馬寺境内にはたくさんの見どころがありますが、その中でもおすすめの場所をご紹介します。
本殿前の六芒星
本殿前の六芒星が描かれている場所は鞍馬寺の境内の中で最も強いパワースポットとされており、訪れた方々がこちらの六芒星の位置に立つために時には行列ができるほど。
この場所は三尊を祀る本殿金堂の前の金堂床の中央にあり、宇宙と一体化することができる場所とされています。
こちらに立つ場合に注意しなくてはいけないのが、六芒星の中央に描かれている三角は絶対に踏まないこと。
三角は三尊をあらわすとされているので、立つときは踏まないように気をつけてください。
霊宝殿
鞍馬寺まで続くケーブルカーの出発地点でもある霊宝殿は鞍馬山の博物館となっており、山に生息する動植物や鞍馬寺の国宝が展示されています。
奥の院(ハイキングコース)
鞍馬寺から貴船神社まで続く約1,5kmの道を奥の院と言います。
こちらのハイキングコースを歩くならば、運動靴など歩きやすい靴で行くことをおススメします。
山道なので、整備されていない箇所が何カ所もありますし、途中に自販機などもないので水分をしっかり持って行かないと大変なのでお気をつけください。
道中には、源義経が欧州へ向かう際に背比べをしたと伝わる背比べ石や、天狗と修行したとされている杉の根などあります。
魔王殿
奥の院を進むと鞍馬寺本殿と同じくパワースポットとされる魔王殿があります。
周りが森に囲まれていることもあり、本殿とはまた違う重々しい雰囲気を感じられます。
こちらの魔王殿に、650万年前に魔王尊が近世から降り立ったとされている鞍馬寺の重要スポット。
鞍馬寺のおすすめ観光ルート
鞍馬寺から貴船神社までは約2時間ほど歩きながら観光できます。
京都の北側、自然豊かで川も流れているため夏でも過ごしやすい場所なので夏の観光地としてもおすすめ。
鞍馬寺仁王門から鞍馬寺本殿近くまでケーブルカーも出ているため、その日の体調に合わせて歩くかケーブルカーに乗るか移動手段を選ぶこともできます。
貴船神社も鞍馬寺と同じくパワースポットとして有名で、水面に浮かべて占う水占みくじや御朱印が有名で、良縁を結ぶ神社として有名。
貴船神社がある場所は京の奥座敷といわれており、こちらでランチやディナーも楽しめますよ。
七夕の季節にはライトアップが行われるなど年間を通して様々な行事が行われるのでそちらも要チェックです。
鞍馬寺周辺の駐車場情報
鞍馬寺には参拝者用駐車場がないので、車で訪れた場合は周辺の駐車場を利用することになります。
1回500円の駐車場をご紹介しますが、季節や観光シーズンによって料金が変更になる可能性もあるので利用前にご自身でご確認ください。
周辺駐車場の容量は貴船神社周辺より多いので、貴船神社を訪れる方も鞍馬口周辺の駐車場を利用されていますよ。
駐車場の数が多いので、よっぽどのことがない限り車を留められないことはないですが、秋の観光シーズンなど大型連休の際は混雑するのでご注意ください。
豊島駐車場
鞍馬寺仁王門まで徒歩2分にある駐車場。
少し奥まった場所に位置しているので、鞍馬駅前と比べると駐車できる可能性が高いです。
住所 | 京都府京都市左京区鞍馬本町288-1 |
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料金 | 1回/500円(※3時間まで) |
収容台数 | 約10台 |
鞍馬寺三門前駐車場
鞍馬寺仁王門まで近いので、鞍馬寺を訪れるのに便利ですよ。
住所 | 京都府京都市左京区鞍馬本町252 |
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料金 | 1回/500円 |
収容台数 | 約10台 |
鞍馬観光駐車場
こちらの駐車場は鞍馬寺周辺の駐車場の中でも人気があります。
住所 | 京都府京都市左京区鞍馬本町周辺 |
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料金 | 1回/500円 |
収容台数 | 約20台 |
営業時間 | 24時間 |
岸本商店駐車場
鞍馬駅前にある岸本商店が管理している駐車場。
鞍馬寺を訪れるのも貴船神社を訪れるのもアクセスが良い駐車場ですね。
住所 | 京都府京都市左京区鞍馬本町223 |
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料金 | 1回/500円 |
収容台数 | 約10台 |
営業時間 | 8:00~20:00 |