祇園祭のあばれ観音とは?南観音山の名物行事

祇園祭は毎年7月の間に行われる京都の夏の風物詩です。

山鉾巡行が祇園祭の大きな目玉となりますが、他にも行事は盛り沢山です。

今回は、祇園祭のあばれ観音について紹介します。

祇園祭あばれ観音とは

祇園祭あばれ観音。名前だけ聞くと気性の荒い観音様が暴れているような風景を連想してしまいます。

このあばれ観音は、祇園祭の行事の一つで南観音山だけで行われる行事です。

あばれ観音は、晴天を祈願する祇園祭の後祭の「日和神楽(ひよりかぐら)」が終わった直後に行われます。

「日和神楽(ひよりかぐら)」は、祇園囃子を奏でながら御旅所に行き、祇園囃子を奉納する行事。

御輿(みこし)の台座に楊柳観音像(ようりゅうかんのんぞう)を布で縛り付けて激しく揺すりながら町内を3周走ります。

あばれ観音の由来

祇園祭のあばれ観音はいつ頃に始まったのかも、かぜ始まったのかも明確にはわかっていません。

楊柳観音は、三十三観音の1人で、病気の苦しみから助けることを使命とされています。あらゆる病気を封じてくれる神様として信仰されており、仏像や絵で残っているのですが、全然暴れるイメージが湧かないです(笑)

あばれ観音の目的

あばれ観音をなぜ行うかはいくつか説があります。
山鉾巡行の際に静かに観覧してもらうために事前に暴れさせるほか、南観音山の観音様が女性であり、男性である北観音山の観音様「楊柳観音」への恋心を冷めさせる為に暴れさせるとも言われています。

南観音山とは

京都にある山鉾町の一つです。

南観音山は応仁の乱の頃から、隣の山鉾町である北観音山と1年交代で山鉾巡行に参加していましたが、明治時代に入り、北観音山と一緒に毎年巡行するようになりました。

祇園祭で披露される山鉾は、その形から以下の5つに分類されます。

「舁山(かきやま)」
「鉾(ほこ)」
「曳山(ひきやま)」
「船鉾(ふねほこ)」
「傘鉾(かさほこ)」

南観音山は、以前は舁山(かきやま)でしたが、曳山(ひきやま)にあらためられています。

先ほど紹介した北観音山が「上り観音山」と呼ばれていたことに対し、南観音山は「下り観音山」とも呼ばれていました。

その他の山鉾についてはこちらをご覧ください。