京都の舞妓さんを題材としたおすすめの映画をまとめました。
SAYURI
SAYURIは、1997年にアメリカで出版されたアーサー・ゴールデン氏による小説「さゆり」を原作とした映画で、2005年に公開された映画です。
祇園の置屋に売られた主人公千代が、立派な芸者になるため、そして憧れの男性岩村と再会したい想いで、厳しい修行や辛い労働に耐えながら徐々に成長していくストーリー。
主演はチャン・ツィーが演じており、女性が厳しい環境で、懸命に生きていく姿は健気で、「幸せになって欲しい」という気持ちで見入ってしまいます。
芸舞妓の世界を細部まで再現している作品というより、海外から見た日本のイメージを再現されている映画。ですので、大袈裟な部分や「これは違うな」と思う部分はありますが、映画のストーリーは楽しめます。
ちなみに、わたしの大学の卒論で、こちらの小説も少し使いました(舞妓さんについて書きました)。
舞妓Haaaan!!!
阿部サダヲさんが主演を演じる映画で監督は宮藤官九郎さんが手掛けています。
主人公鬼束は昔、修学旅行で京都を訪れた時に舞妓に助けられてもらったことで、いつか舞妓遊びをしたい!と夢見る日々。ある日、京都支店へと転勤することになりますが、果たして舞妓遊びができるようになるのだろうか。。。
まいこ遊びをするためにはちゃめちゃな行動をする笑いに溢れる映画です。クドカンワールド全開で、家族で楽しく見れる映画として、クドカンファンや阿部サダヲさんにもおすすめです。
舞妓はレディ
周防正行氏がメガホンをとるミュージカル映画です。
こちらの映画は、鹿児島生まれ・津軽育ちの少女が京都の花街で舞妓を目指して、数々の困難を乗り越えて立派な舞妓となっていく成長ストーリー。
方言がネックとなり舞妓になりたい想いが誰にも届くことはありませんでしたが、「せんせ」と呼ばれる男性と出会い、置屋に交渉してもらって舞妓見習いとして生活が始まります。
言葉のなまりを解消して、舞妓さんへと成長していく道のりをミュージカル調で表現されています。映画のタイトル「舞妓はレディ」は、「マイ フェア レディ」をもじって付けられています。
はんなり
女優の曽原三友紀さんが監督をつとめた映画。曽原三友紀さんは、数々のハリウッド映画で芸者役を演じたことがあり、あのラストサムライでも芸者役として出演していました。曽原三友紀さん自体が映画の中で芸者を演じた時に感じた「悲しすぎる誤解を解きたい」という想いで、できるだけ事実に基づいた芸者の姿を撮影しようと作られた作品です。
舞妓が題材になっている映画の中でも、現代の京都の中にあって、息づく文化を肌で感じるかのように見る事のできる作品となっており、なんとなく見終わった後に、女性らしいはんなりした動きを真似したくなるかもしれません。
普段は感じることがない舞妓さんの世界を感じることができる作品として舞妓さんが好きな方におすすめです。