綾傘鉾稚児社参とは?内容や日程、お稚児さんの募集要項など紹介

こちらの記事では、祇園祭の行事の一つ「綾傘鉾稚児社参」についてわかりやすく紹介します。

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綾傘鉾稚児社参について

綾傘鉾のお稚児さんは6名

祇園祭りにおいて、生稚児として有名なのは長刀鉾ですが、綾傘鉾にもお稚児さんが随伴しています。綾傘鉾のお稚児さんは6名で、一般からの募集が行われていますが、綾傘鉾保存会役員や後援会の推薦が必要です。

稚児が6人の理由は綾傘鉾が復興する際に、古文書に描かれた絵を参考にしたことに由来します。

お稚児に選ばれた子どもたちは、町内の養子として結納を済ませた後、八坂神社に社参して神社から神の使いである「稚児」に任命されます。そして、祭りの無事を祈願して本殿の周りを3周する「お千度」を行います。

綾傘鉾のお稚児さんは長刀鉾のお稚児さんよりも年齢が若い

綾傘鉾のお稚児さんは、長刀鉾のお稚児さんよりも年齢が若く、幼稚園や保育園、小学校の1年生が務めています。彼らは、穢れのない幼い子どもだからこそ神の使いを務められると言われています。しかし、小さな子どもにとっては儀式の時間などにおとなしくしているのは難しく、参拝の仕方なども周りを気にしながらなど、6名それぞれが年相応に可愛らしいしぐさを見せてくれます。

綾傘鉾のお稚児さんは巡行に徒歩で参加

毎年、綾傘鉾の6名のお稚児さんは、7月17日の山鉾巡行に徒歩で参加します。巡行の際は、6名のお稚児さんに差し掛け傘がなされ、お稚児さんと付添いの後方に、棒振りや囃子方、そして傘鉾2基が進んでいきます。

綾傘鉾稚児社参の内容と日程

項目 内容
日時 毎年7月7日午前11時~
場所 八坂神社・常磐新殿
服装 稚児:稚児装束(一式貸与)、随行父兄:羽織袴(一式貸与、白足袋は持参)
特典 扇子、稚児餅進呈
結納金 200,000円
父兄支度金 50,000円(稚児衣装代含む)
後援会年会費 10,000円(1口)
その他 社参・結納の儀の諸費用は保存会が負担いたします。

結納の儀(ゆいのうのぎ)

綾傘鉾では、毎年7月7日の七夕を「良日」とし、八坂神社の常磐新殿にて稚児社参を行っています。この日は、綾傘鉾で選ばれたお稚児さんが一般にお披露目されます。

結納の儀後、綾傘鉾の稚児6人は、役員とともに金色の烏帽子(えぼし)をかぶり、狩衣(かりぎぬ)姿で顔を真っ白に化粧し、八坂神社に社参します。

社参の儀

結納の儀を終えた後、次は八坂神社本殿へと場所を移動します。常磐新殿から幟を先頭に、八坂神社南楼門へ向かい、そこから境内へと進みます。そして宮司や巫女の清めを受けた後、保存会役員と共に本殿へと参拝します。最初には御祓いがおこなわれ、祝詞があげられます。

宣状の儀

祇園祭の稚児の中でも特に注目を集めるのが、稚児の役目を授かる宣状の儀です。八坂神社の宮司から「宣状」が授与され、神の使いである稚児に初めて任命されます。

お千度の儀

宣状の儀を終えたお稚児さんたちは、父兄や役員たちと一緒に、祭りの無事を祈願するために本殿の周りを三度回ります。この儀式を「お千度の儀」と呼びます。まず、本殿正面で二礼二拍手一礼を行います。その後、お稚児たちは傘の列に加わり、時計回りで本殿の後方へと向かいます。到着後は、再び二礼二拍手一礼を行い、さらに正面へと移動します。

この行程を三度繰り返し、儀式は終了します。千度という名称にもかかわらず、三度の回りを行う理由は、良日に参詣することで千度参詣したのと同様の効力があるとされるためです。このような儀式は、地域によって形は異なるかもしれませんが、伝統的に受け継がれているものです。

お稚児さん募集要項

項目 内容
対象者 幼稚園・保育園年長~小学校中学年頃までの健康な男児で、綾傘鉾保存会役員・後援会の推薦がある方
費用 総計260,000円<br>①結納金200,000円<br>②父兄支度金50,000円(衣装代含む)<br>③後援会年会費10,000円(1口)
特典 稚児社参ならびに巡行に出席できる<br>祭事儀式以外に各種行事にも参加可能

綾傘鉾のお稚児さんの募集要項についてさらに詳しい情報は、綾傘鉾の公式サイトをご確認ください。

綾傘鉾について

綾傘鉾は、昭和54年に復興された鉾で、風流傘を乗せた台車の形態をしています。祇園祭の山鉾巡行は、街々を清める厄祓いの意味合いがあり、風流傘はその下に入ることで疫病を除けることができるとされ、神の依代として位置づけられています。

綾傘鉾における重要な要素のひとつに、棒振り囃子が挙げられます。この棒振り囃子は、赤熊と呼ばれる赤いかぶり物を身に付けた踊り手たちが、棒を名人芸でグルグルと振り回し、疫病退散を願うものです。

風流傘に神が好む賑やかなお囃子がセットになることで、疫病の神を傘鉾に集め、他所へ移して街を清める、厄除けの意味を持ちます。

祇園祭

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この記事を書いた人
Kaoru

京都在住。京都で生まれ、世界・日本を転々とした後5年前から京都に戻り住んでいます。京都が好きで週末はよく観光しています。数年前に京都検定3級を取得しました。京都観光や京都旅行の役立ちそうな情報を発信します。京都観光とは別にユーモラスな記事やジョークなども発信しています。

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