全国的に人気の観光地である京都。京都を訪れる際に「京都といえば〇〇」とイメージを膨らますことがあると思います。皆さんはどのような「京都といえば〇〇」を思い浮かべますか?
この記事では、京都をイメージするとでてくる「京都といえば」を紹介します。
京都といえば
京都といえば思い浮かべる食べ物や観光地、シンボルなどをまとめました。あなたはいくつ思い浮かべましたか?
舞妓・芸妓
京都には花街と呼ばれる舞妓・芸妓の移住区・職場が存在する花街が5箇所(祇園甲部・祇園東・宮川町・先斗町・上七軒)があります。宴席や舞台で唄や舞踊など芸事を行い、面白みと彩りを提供する舞妓・芸妓は接客のプロとされています。舞妓になる女性の大部分は中学校を卒業する歳である15歳ごろから修行を開始します。
仕事やお稽古がない場合、舞妓・芸妓を日中に外を出歩いている姿を見ることはほとんどありません。京都で見かける舞妓・芸妓の大部分はコスプレ。運が良ければ花街を観光している最中に舞妓・芸妓に出会うことがあります。(舞妓・芸妓に会えるかもしれない場所まとめ)
抹茶(宇治茶)
京都といえば抹茶のイメージを持ちませんか?現在は抹茶ソフトクリームや抹茶ケーキ、抹茶ラテなどスイーツや料理に用いられることが多い抹茶。抹茶は中国(宋)から臨済宗の僧栄西が茶の種子を日本に持ってきたことが始まりとされており、足利義満により、宇治茶の栽培が始まり茶の本場となりました。その後、千利休により宇治の抹茶は茶道に欠かせない大切なものといった位置づけとなった歴史があります。
そんな抹茶ですが、生産数だけでいうと全国5位(静岡県が1位)となっています。ただし、静岡県で生産されているお茶は煎茶が主流であり、抹茶や玉露といった高級茶葉の生産数は京都が全国で1位とされています。
清水寺
清水寺は観光地が集まる東山でも最も人気がある観光スポット。音羽山の中腹に建てられており、境内も広く京都観光にはもってこいです。奈良時代末期の778年に改竄し、平安時代初期の798年に坂上田村麻呂によって仏殿を建立されたと伝えられています。
また、古都京都の文化遺産の一つとして世界文化遺産に登録されています。2021年まで数年間に及ぶ「平成の大改修工事」が行われており、本堂および清水の舞台の全容を見ることがなかなかできませんでしたが、現在は工事が終了しています。(清水寺の工事について)
これまでに何度も、焼失と再建が繰り返されており、現在残っている建物のほとんどは1633年徳川家光の寄付によって再建されたものです。
八ツ橋(やつはし)
八ツ橋といえば京都のお土産の定番として知られている人気の和菓子です。八ツ橋には鉄板で焼いた硬い煎餅タイプと焼き上げないタイプ(生八ツ橋)の2種類が存在します。味の種類が豊富なことでも有名。京都の人気観光スポット周辺にお店を出されていることが多いです。
金閣寺
金閣寺は臨済宗相国寺はのお寺で京都市上京区にある人気の観光スポット。金色の装飾が美しい金閣は日本だけでなく、海外でも評判で外国からの観光客が多く訪れる場所としても知られています。
元々、公家である西園寺家の山荘でしたが、足利義満が譲り受けて改築を行い、1398年頃に豪華な山荘の姿が完成しました。金色に輝く楼閣建築の舎利殿「金閣」があることから金閣寺。正式名称は鹿苑寺と言いますが、金閣寺が通称となっています。1467年に起こった応仁の乱では焼失を免れましたが、1950年に放火が原因で焼失しました。現在の金閣はその際に再建されたものです。2020年に金閣の改修工事が行われていましたが現在は工事が終了しており、美しい姿を眺めることができます。(金閣寺の改修工事について)
銀閣寺
銀閣寺は金閣寺と対になっているお寺で正式名称は慈照寺と言います。1482年に室町幕府8代目将軍足利義政の山荘として東山殿の造影が行われ、1483年から住み始めました。その後、義政の魂を弔うために、観音殿が建てられました。京都市左京区の大文字山のふもとにあるお寺で、古都京都の文化遺産の一つとして世界文化遺産に登録されています。境内は広く庭園を散策できる他、観音殿と東求堂は国宝指定されています。
銀閣と呼ばれる舎利殿は、金閣のように銀箔で覆われてはおらず、資金不足で覆わなかったのか、元々覆う予定はなかったのか定かではありません。義政の遺言により、禅寺となり、法号「慈照院」から「慈照寺」と改名されました。
お寺・神社(寺社仏閣)
京都観光・京都旅行の目玉といえばお寺や神社へ訪れることが考えられます。京都にはお寺が3000カ所、神社は1700カ所以上あります。数だけ見るととても多いと思いますが、実は数は全国で5番目(1位は新潟県)です。ただし、日本の伝統仏教宗派の大本山の3分の1以上は京都にあり、京都五山など規模が大きいお寺がいくつも存在します。
嵐山
嵐山は京都市右京区にある人気の観光スポット。春の桜や秋の紅葉など京都市内にありながら少し足を伸ばせば、美しい自然の景色を眺めることができるので、初めて京都旅行をする際にはおすすめです。平安時代から貴族の別荘地として栄えたThis is 観光地であり、桜や紅葉の名所として評判です。国の史跡・名勝に指定されており、天龍寺や渡月橋、竹林の古径といった観光スポットが多く存在します。
祇園
祇園は京都を代表する歓楽街として、日中・夜間共に賑わう人気のエリアです。祇園のメインストリートである四条通から南側は京都らしい景観地区として知られており、観光客で賑わいます。北側には夜のお店が多く立ち並ぶ場所としても有名です。
八坂神社の門前町として栄えてきた歴史があり、運が良ければ舞妓さんの姿を見られるかもしれない花街。祇園の名称は、かつて八坂神社が祇園社と呼ばれていたことに由来します。
古都
古都とは昔栄えた場所を指しますが、「京都といえば」の場合は、古い街並みが残っている場所、歴史上重要なものが数多く存在する場所という意味が強いと考えられます。京都が都となったのは平安時代の794年に桓武天皇が平城京から平安京を移したことが始まりです。それから1000年以上の間、日本の政治や文化の中心として栄えてきました。
京都タワー
京都駅の中央口(北側)に位置する京都タワーは京都タワービルの屋上に建てられた展望塔です。高さは131メートルで、展望階からは京都市内を一望できます。京都タワーに上らなくとも、京都駅から京都旅行・京都観光を始める大多数の方は写真撮影をされています。
天橋立
京都府宮津市にある宮津湾と阿蘇海を隔てる砂州です。長さは3.3キロメートルにもおよび、白砂の地面に約8000本の松の木が生息しています。国の特別名勝として登録されており、さらに宮城県松島、広島県の宮島と共に日本三景の一つに数えられています。