清水寺の大黒様(出世大黒天)のご利益と由来について

清水寺を訪れて本堂に入ると、大黒様がドンっと立たれているのを見かけたことがあると思います。清水の舞台に向かう前にたたずまれている大黒天について、ご利益と由来などをご紹介します。

本日注目のキャンペーン!
<<全国旅行支援クーポン>>
最大20%~35%オフ

楽天トラベル一休じゃらん

<<お買い物がお得!>>

Amazon 毎日お得なタイムセール!

楽天 24時間限定タイムセール!

大黒様(出世大黒天)とは?

出世大黒天は、七福神の1人であり福徳と財運をつかさどる神様です。ヒンドゥー教のシヴァ神の化身である「マハーカーラ」が仏教に取り入れられた神様です。「マハーカーラ」はマハー(大)とカーラ(黒)という意味で、それがそのまま日本語となったかたちで「大黒天」と呼ばれています。呼ぶ音が似ていることから大国主命と同一視されます。

おだやかな顔をした破壊と創造の神様

おだやかで包み込むような優しい表情をしている大黒天ですが、元々は破壊と創造の神様です。その時は恐ろしい顔をしていたのですが、仏教の守護神となったことで、戦闘と生産をつかさどる神様となり、そこから、財福・豊穣の神様となり、やがては台所の守護神とされるようになりました。

そのあと、戦闘や破壊の側面は消えてゆき、財福・豊穣の側面だけが残っておだやかな表情の大黒天となられました。

清水寺以外にも同じエリア「東山」にある八坂神社の祇園のえべっさんや清水寺境内の地主神社にも大黒天がいらっしゃいます。

大黒様(出世大黒天)のご利益は?

大黒天は、打ち出の小槌を持っており、一振りすると金銀財宝など思い通りのものが出てくるとされています。

また、背中に背負っている大きな袋には、七宝が入っています。七宝(しちほう)は、仏教において貴重とされる7種類の宝で、『無量寿経』においては「金、銀、瑠璃(るり)玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)」とされ、『法華経』においては「金、銀、瑪瑙、瑠璃、硨磲、真珠、玫瑰(まいかい)」とされています。

そんな縁起の良い大黒天は開運全般のご利益があります。

五穀豊穣

なんでも出すことができる打ち出の小槌は、食べ物に困ることがない五穀豊穣などの意味が連想されます。大黒天を見かけるとよく米俵に乗っています。

スポンサーリンク

出世・商売繁盛

五穀豊穣を通常より広い意味で解釈されたことで、出世や商売繁盛といったご利益を授かることができると言われています。

縁結び

大国主命と同一視されているため、縁結びのご利益を授かることができるとされています。大国主命が縁結びのご利益を授ける神様と言われるのは、白兎を助けた逸話に基づきます。

500年前から清水寺の参拝者を見守る大黒天

清水寺の本堂内に参拝者を見守るように佇んでいる大黒天は、昔は本堂の外で参拝者を出迎えていました。

清水寺の出世大黒天像は室町時代に作られたもので、16世紀の江戸時代に描かれた「清水寺参詣曼茶羅」には、清水寺付近を解説した絵が描かれており、清水寺に向かう道中の鴨川の中の島に出世大黒天を祀るお堂が建てられており、大黒天に拝んだ後に清水寺へ向かったと考えられます。

清水の舞台が建てられた江戸時代、500年前から清水寺を訪れる参拝者を出迎えていた大黒天。少し前まで、お賽銭が当たったり、触れられて塗装が剥がれてしまっていましたが、現在は綺麗な姿となりました。

清水寺でいただける大黒天お守り

清水寺では、大黒天のお守りのほか、触り心地が気持ち良いぷにぷにする人形の根付や人形をいただくことができます。大黒天ぷにぷに人形は、おそらく清水寺以外では手に入れることができないでしょう。

大黒天のお守りはバリエーションが豊富で、蒔絵風のシールのお守りもあります。

スポンサーリンク

清水寺の詳細情報

場所名:清水寺
住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水294
電話番号:075-551-1234
公式ホームページ:https://www.kiyomizudera.or.jp/
清水寺へのアクセス方法はこちらの記事をご参考になさってください。
ご利益

応援よろしくお願いします!励みになります☆

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ  にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ  にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

この記事を書いた人
Kaoru

京都在住。京都で生まれ、世界・日本を転々とした後5年前から京都に戻り住んでいます。京都が好きで週末はよく観光しています。数年前に京都検定3級を取得しました。京都観光や京都旅行の役立ちそうな情報を発信します。京都観光とは別にユーモラスな記事やジョークなども発信しています。

Kaoruをフォローする
京都観光のお役立ち情報【京都まめ手帖】